こんにちは みゃうまつもです
今回は自宅における防災対策
「地震直後の行動とそれに伴う事前の準備」
でございます
この疾患は人によって発症の原因物質・初期発症部位が異なります。
また、体質・遺伝・環境因子によっても左右されます つまり、人によって
あくまで参考までに留めていただいて、購入・使用の最終的な判断は
ご自身で行っていただきますようお願いいたします
・品物を使用したことで生じた症状の悪化
・購入費用の補償
などにつきましては、一切の責任を負いかねますことをどうかご了承くださいませ
今までは10ページになると 2回に分けていたのですが
今回は内容が連続していて切りのいいところがなかったので
重いのですがまとめて出してしまいました(しかも文字多いorz
家の中の安全な場所
落ちてこない・倒れてこない・移動しない
昔「机の下」は
即答されるほどポピュラーでした
これが変わってきたのは
棚や照明等の転倒落下物への耐震技術向上の他
阪神淡路大震災での死亡原因のほとんどが
家屋の倒壊や家具などの転倒による圧迫死
(阪神・淡路大震災教訓情報資料集【02】人的被害 : 防災情報のページ - 内閣府 より)
だったことも大きく関与しています
1995年に発生した阪神淡路大震災では、机やテーブルの下から多くの遺体が発見されました。子供のころ、教えられたことを忠実に守っていることが分かる一方で、場合によってはそれが必ずしも正しいとはいえないこともありえます。
教室で授業を受けている時に地震が発生した場合、机の下に入ることは正しいでしょう。しかし、必ずしも机があるところで地震にあうとは限りません。
理科室で実験中だったら?家庭科実習で調理中だったら?廊下を掃除中だったら?様々なシチュエーションを前提に、防災教育を行うことが重要です。
今回だけでなく、前回、そして夏の電気代等々でも
何度も耳タコになるほどお伝えしておりますが(申し訳ないです
自分に
その時の場所・季節・時刻に…
合った行動がとれるようシミュレートしておくことが大事です
勿論すべてを網羅することは不可能ですので
せめて 自宅だけでも…
玄関、トイレ 机の下、外…
昔から言われている場所にはそれなりの理由があります
今はだめですよ、と言われる場所もそれなりの理由で不許可になったのです
でもこれらは一般論
その理由が自分の家にも当てはまるか、そうでないかで決めます
『今は机の下はだめなんだよ~』
を鵜呑みにするのが一番ダメな方法です
そんなシミュレーションの結果をまとめて間取り図に記しました
基本の考えは
揺れを感じたら
物が
「落ちてこない・倒れてこない・移動しない」
場所に隠れる
耐震基準について
退避場所選定の基準になるのが
自宅の耐震基準です
どんなに物が「落ちない・倒れない・移動しない」場所だったとしても
倒壊の危険があるなら
屋内のその場所は無意味です
それまで震度5強以上に対する取り決めがなかった耐震基準が
家屋倒壊の被害が甚大だった
宮城県沖地震(1978)を教訓にして改正されたのが
1981年の新耐震基準です
耐震基準とは、建築物の構造が地震に耐えることができるかどうかの指標となるものです。
1981年5月31日までは 旧耐震基準です
①10年に一度発生すると考えられる中規模の地震動(震度5強程度)に対して、家屋が倒壊・崩壊しない
1981年6月1日以降が 新耐震基準です
①中規模の地震動(震度5強程度)で、家屋がほとんど損傷しない
②大規模の地震動(震度6強~7程度)で、家屋が倒壊・崩壊しない、ただし多少の損傷は許容注意:日付は 確認申請承認日(建築確認日)です
建物物の竣工日(完成日)や表示登記日ではありません
耐震基準は
1995年の阪神淡路大震災の教訓をもとに
2000年にもさらに厳しいものに改定されています(2000年基準)
地震直後の火の始末と初期消火の判断基準
ぐらっと来たら…の標語も今や
見つけました↓
大正時代ですか…
そりゃあ木と紙も多くて燃えやすく、自動消火装置もなかったから…
2022年以1923年の標語…
99年前です(惜しい来年なら100年だった)
99年前の常識をそっくり今に当てはめてはいけませんね
99年前にはないものがご自宅にあるなら
自動オフ機能、初期消火グッズ、落下防止の整理整頓グッズ…
標語を自分ち風に変えましょう
台所 ぐらっと来たら 離脱せよ(やっぱセンスのないみゃうまつも
消火グッズと化学物質過敏症(未解決)
消火器と消火バケツ程度だった消火アイテムは今
特殊なグッズも自宅用として入手可能になりました
用途に合わせて揃えたいものです…が
ここでネックになるのが化学物質
なのですが…
ごめんなさいデータが見つけられませんでした
化学物質過敏症患者さんが使えるものがどれかわかりませんでした
みゃうまつも的404
検索の仕方が下手 orz
消火器
粉末・水と泡(ガスタイプもあるが一般家庭用ではない)
とにかく成分を吸入すると危険
できれば消火活動は他の人にお願いしたい…ゴメンナサイ
比較的安全そうなのは
水(湿潤剤等入)消火器だが、住宅用のものが見つかりませんでした
投てき用消火器
カプセルに液体が入っている
食品添加物同等の材料と謳われているが
MCS患者さんにもOKかは不明
火元に投げ入れるのでその時の反応(煙が出るし)物質が
患者さんにどう反応するかが不明
消火スプレー
エアロゾルタイプなので吸入必須なのが難点
消火器と同じく
強化液タイプ
水(浸潤剤等入り)
のタイプがある
消火クロス
防炎処理されたグラスファイバーと商品詳細にはある
熱を受けて防炎処理加工物質が揮発するのかなど不明
天ぷら火災専用消火具
発火した鍋に袋(または箱)ごと入れて消火する
消火剤は炭酸カリウムだが
外装がビニールの製品もあり、燃焼したときのVOCの心配
さらに商品によっては「煙が出る」「水蒸気が出る」ともある
といったように
種類は多いですがMCSの方(みゃうまつも含む)が使えるかがわからないです
細かく調べてみたのですが
これはOK といえるものがなかったためここには載せませんでした
地震直後の停電対策
停電で水道やガスが使えないケース
ガス
家族と住んでいた家はプロパンガスでした
無知だったみゃうまつもは最初
プロパンは都市ガスより復旧が早い を鵜呑みにしていました
家に設置してあるので確かに復旧自体は早いですが
ガス器具が使えるかは別の話なのです
案の定、よく調べたらガスコンロは使えるけれど給湯は使用不可(リモコン)
余震を懸念してコンロの火ではなく給湯でお湯を使いたかったが無理だった…
水道
マンションに住んでいた時は
水道のポンプが電動でした
停電したら水が出なかったでしょう
しかし、電気、ガス、水道
この3つの中で一番復旧が早いのは
電気
(注意:過去の災害では。今後はどうなるかわかりません)
ですので普通は
10日前後、水道・ガスが使えない前提で準備
をすればよいのです(簡単に言うな)
…が、問題なのは
そこではないのです
電磁波対策をされている一部の方へ
みゃうまつもは発信部分を取り外したスマートメータを使っています
取り外し工事の際に言われたのが
停電があった時は遠隔操作が不可能なため
他の世帯より復帰が遅れます
…まあ、当たり前ですね
そうして
いつ来るかわからない大規模停電時の心配より
QOLを採ったみゃうまつもは
それを覚悟したのです
みゃうまつもと同じ選択をしたおうちの方へ
電気が止まっても
水があれば生きていけます
なので支払いが滞っても水道だけは最後まで止められずにいるのです
が、水道が電気制御だった場合 つまり
多くの集合住宅の場合は
電気の復旧まで蛇口から水が出ません…
多めに用意するか 給水施設を調べておきましょう
オール電化の戸建てより生活が困難になる恐れがあります
停電時の行動マニュアル
これは作っておいた方がいいと思います(私見
明るくても見ることのほとんどない配電盤
夜の停電時に素人が何とかできるとは思えないのです
懐中電灯さえあれば操作できるよ というベテランさんはもちろん不要です
そして実際やってみることをお勧めします
みゃうまつもの実感(夜に試してみた)
・片手にライトもってマニュアル見ながらの操作は困難
→ライトの形状・明るさを工夫
・目線より高いところにあるので予想以上に辛い
→踏み台置き場が近くでよかった
・普通の停電でも焦るので災害時はもっとパニックになるだろう
→「紙を見てその通りにやれば完了」が一番いい
リンク
マンガの参照・引用リンク
(A)【地震発生】家の中で一番安全な場所はトイレ!? その理由は?|CHINTAI情報局
(C)「ちかづかないほうがよいかべ」イラストで子どもに説明:朝日新聞デジタル
(D)備えよう!火災対策 [(実践編)初期消火は出火直後に!] |浦安市防災のてびき|
(E)停電時にガス機器は使えるのか知りたい。 | ご家庭のお客さま向けFAQ
みゃうまつもの防災関連記事
リンク集
・化学物質過敏症ブログ、雑記ブログに書いた防災関連の記事の一覧
・記事内で使用・参考にした防災関連のリンクの一部
防災対策関連
自助・共助・公助
・「防災における」自助とは
・「防災における」共助・公助と自助との連携について
・自助・共助で「公助のリソース」を空ける重要性
・みゃうまつもの考える「防災における」自助
・自助が「全自分で・自己責任」と誤解される理由 やらない理由 やれない理由
・お金のかからない自助 簡単な事から始める自助
自助(自宅の地震対策)
防災対策 自宅における地震対策~化学物質過敏症みゃうまつもの実践を添えて
・自宅の基本的な地震対策についての基本
(出口の確保、家具の固定、ガラス、就寝時の危険回避策)
・化学物質過敏症のみゃうまつもが実際に行った対策
(一人暮らしワンルームの実例)
自助(火災・停電等を想定した事前準備)
防災対策2 自宅における地震直後の行動と事前準備~化学物質過敏症のみゃうまつも視点風味→今回はこれです
・家の中の安全な場所とその理由
(戸建て2階建を例にして)
・耐震基準について
・地震直後の火の始末と初期消火の判断基準
・地震直後の停電対策
停電で水道やガスが使えないケースについて
停電時の行動マニュアルの例
一部の電磁波過敏症患者さんへの注意
その後の行動について
防災対策3 自宅における揺れが収まってからの行動と事前準備~化学物質過敏症のみゃうまつもの諦めと共に
・揺れがおさまった後の行動(安全確認、避難)
・ガスメーター復帰方法
・避難の判断基準と避難勧告の廃止
・屋内安全確保とハザードマップ
・安否確認方法とSNS安否アイコン
・集合場所と避難場所と避難所
・その他の連絡手段と心構え
災害に備えて作成したマニュアルと過去に実践した対策・日常の減災習慣
防災対策4 自宅における地震に対する事前準備の準備~化学物質過敏症のみゃうまつも秘伝?のレシピ
防災を機にみゃうまつもが実際に考えたこと、行ったこと、変更したこと
・帰宅困難対策グッズと事前対策
・節電と通信
スマホの節電対策と公衆電話の種類と災害時の使い方の違い
・地震マニュアル、避難マニュアル等の活用法
有事ではなく平時に使う理由
・有事の混乱を最小限にする日常に取り入れる減災対策
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ペットの防災について考えたこと、化学物質過敏症と避難
非常食・備蓄食関連
非常食と備蓄食
・非常食と備蓄食の違い
・みゃうまつも的非常食の定義と実践
被災初日、自力でしのぐ3日間、長引いた時用
実際に用意したもの(自宅用、職場用)
ロングライフ食品とローリングストックのコスパ
(レトルトおかゆを例に)
・みゃうまつも的備蓄食の定義
実際に用意したもの(02へ続く)
・みゃうまつも的備蓄食の実践
備蓄食のセレクト基準
実際に用意したものと詳細
・備蓄食を購入、調理してみて気づいたこと
・備蓄食 夏と冬でのメリット・デメリット
・化学物質過敏症の場合に気を付けたいことと注意事項
(添加物について ローリングストックの利点 反応する物品の代替品)
・災害時用配慮者と化学物質過敏症
・アルパインエアとは
・特徴・良い点・困った点
・メニュー(2021/08現在)と3日間の振り分け方
・基本の調理手順と実際に調理した手順
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食べ比べ 非常食にしたい「えいようかん」と「ミニようかん(煉)」~井村屋さんありがとう
・井村屋「えいようかん」スペック
・井村屋の通常のようかん(ミニようかん)との比較
期限 材料 成分 開けやすさ 味
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水
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防災グッズ関連
防災グッズ
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・2つのサイトの非常持出品比較
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・生活用品、食品のローリングストック(以下LS)
防災グッズ 非常持出品と備蓄品3~化学物質過敏症のみゃうまつもが反応する防災グッズと対策
・みゃうまつもが反応する防災グッズ
・反応するグッズへの対処法